やってはいけないことは、とりあえず、ネットで関連しそうな情報を集める事です。時間ばかりかかってしまいます。ゴールまでの道筋をまず考え、その道筋にそって考え、資料を集めて行きましょう。
この辺りは、ロジカルシンキングの考えがやはり鉄則となると思います。
前提条件の確認
- まずは前提条件の確認です。
- ここでの前提条件とは「メダルを増やすこと」です。 ここでは、そのためには何をしても良いとしましょう。
- ただし、やってはいけない回答の代表例が、「具体的な、ある1つの競技に対する強化策についてポンと提案すること」です。ここで求められる発想は、戦術的なミクロな視点、短絡的なものではなく、協議全体を俯瞰した「日本としてどのように各競技を支援していくか」という「アプローチ」です。
課題を俯瞰的に捉える。
個別の協議の強化策を考えても、そもそも、漏れ抜けが発生します。
「メダルを増やすということ」は、そもそも何を意味するのか? 俯瞰的に、鳥の目で見つめなおす必要があります。
課題を因数分解して考える
「分けると分かる」とも言われます。構成要素に分けて、その関係性を四則演算で表すと、課題が分かってきます。
なので、
- 試合に出る回数を増やすにはどうすれば良いか?
- 上位3位以内に入る確率を上げるにはどうすれば良いか?
を考えて行くことになります。
売上高=顧客数X顧客単価は有名?ですよね。
構成要素(試合)をもう少し分けてみる。
試合に出る回数を増やすと言っても、色々な競技がありますよね。もう少し、分けてみましょう。
競技規模と日本人の実力でマトリックス分析してみました。
競技については思いついたものを入れたのでご了承ください。
競技規模は競技人口と考えてもいいかもしれません
何となく、イメージ出来てきたので、各事象に対して、どうやったら試合に出る回数を増やせるか?上位3位以内に入る確率を上げるか?で考えて行きます。
売上高=顧客数X顧客単価の顧客数は少し分けて考える必要があるのと同じですね。
戦略/対策案を考える。
いかがでしょう。強み、弱みを切り口にして戦略案/対応案を考えました。
適切な提案かどうかは不明です。何故なら、実態をよく知らないところで、考えた言葉遊びに過ぎないからです。おそらく専門家から見ればピント外れな提案かもしれません。ただ、この事は非常に大切だと思います。
何故なら、分けて考えると考えやすいというだけで、テクニックの話です。テクニックも大切ですが、テクニックだけでは話は進みません。そのことは、良く認識しておく必要があると思います。
SWOT分析
戦略を考える上で、SWOTと呼ばれるフォーマットがあるので紹介いたします。SWOT(Strength 強み/Weekness弱み/Opportunity機会/Threat脅威)の略です。
今回は弱み/強み(彼我分析)を軸に戦略を考えました。実際のビジネスでもそれで足りる事も多いです。機会や脅威を無理やり考えても言葉遊びになるので割愛しました。
具体的なアクションを考える。
KFS(重要成功要因)KPI(重要業績評価指数)
例えば、女子体操であれば現状を分析したうえで、徹底的に何を強化するのか?体力か、表現力か?といったKFSを設定し、それを具体的にどのレベルまで鍛えるのか指標化する(KPI)、体力なら○○が出来る。表現力ならば、例えば、コーチが評価する点数が3点なのを、優勝候補の選手の点数6点になるまで向上させる。その為に、必要なアクションを考えて行く、といった流れになります。KFS,KPIはより具体的に、とらえてアクションを考えやすくし、目標が達成されたかどうかを示す指標になります。
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