コミュニケーション能力を高めるために、気を付けたい事「8選」

チームマネージメント

今日は、コミュニケーションで私が気を付けている事、小ネタ集を紹介したいと思います。私ももちろん?実践できていません。なので気を付けているんです。日々練習です。

効果的な褒め方、しかり方

効果的なしかり方
  • Who,Whyを否定すると深い部分を傷つける事になり前向きな変化は望みにくい。
  • What、Where/Whenを指摘することで自分と切り離して考えられるため、心理的にダメージが少ない。
  • 叱るのは、その事実を把握した時Who,Whyは承認した上で下位のWhat/Where/whenを指摘する。

何があった?は単純に状況を聞いているだけですが、状況を説明しながら、相手の考えがまとまり、何が悪かったが気が付き、次からこうします。と言ってくるかもしれません。そうなれば叱る必要は無いですよね。

それでも、相手が何が問題か、気が付かなかったら、実際にどんな行動が問題だと、あなたが思っているのを伝えましょう。

効果的な褒め方

相手の行動や能力に対し、相手に対する認識(気が利く、努力家等)を褒める。

参考文献:NLPの基本がわかる本 山崎啓支 日本能率協会マネージメントセンターP120からP127

ただし、受け手が褒められたと思わなければ逆効果です。プレッシャーに感じたり、皮肉に捉えられたりする場合もあります。

”やっぱり”の言葉をつかうと、普段からそう思っていた。という思いが伝わりやすく有効と言われています。(人は話し方が9割、久松 茂久 スバル社)

うちのエース、時期○○候補期待してるよなど、出世を思わせるのを誉め言葉として使われる方もいます。「成功回避動機」というくらい、人によっては、出世したくない。と思っている人もいるので、これは相手を選んだ方がいいでしょう。

褒めるより勇気づけ

褒めるといった行為は、人により+にも-にも作用します。勇気づけと褒めるの違いは以下のような点だと言われています。

基本は、肯定的なFeed Back+感謝です。”○○してくれて有難う。助かった。”です。成果ではなく相手の成長に目を向ける。肯定的な表現を使う。(消極的ではなく慎重等、リフレーミングと同じ)などが有ります。

相手をそのまま受け入れる。(対等な関係)仲間だ、とのアドラー心理学の考えが根本にあります。テクニックとして知っておくのは大切ですが、実際に日頃から感謝することが大切ですし、相手の立場に立って考える習慣が大切になってくると思います。

人は指摘された所に意識が向く

機械は修理、人は出来ることに着目して褒める。

 人の場合、意識を向けた部分がクローズアップされ、認識するようになります。出来ない所を指摘するとそこに意識が向き、自己防衛や否定的な感情を誘発しやすくなります。

 どうすればいいかというと、出来ることに着目する事。例えば、子供が自分勝手で何とか協調性を持ってもらいたい時は、非常にまれにでも協調性を見せたら、そこを認めて褒める。○○できて偉かったね。お父さんは嬉しいといった具合です。

♦直して欲しい所を伝える時には?

 本心から思わないとその思いは相手に伝わり良くありません。直して欲しい事を伝えた方が良い場合もあるでしょう。その時は、他に出来ている所を認め、さらに○○出来たら最高だね。といった形で伝えるのが良い。と言われています。良い事を言っても、けど、○○は出来ていないから直そうね。は良くないと言われています。「yes and 話法」と呼ばれているようです。良ければ検索してください。

直して欲しい所の伝え方
  • Butで否定的な形で伝えるのは×and+肯定的な形がGoog
  • 他に出来ていることを認め、さらに○○出来たら最高だね。(嬉しい、等)

感情に寄り添う

 共感的理解を深めて、相手に安心感を持ってもらい、信頼関係を築くのが心理カウンセリングには必要と言われます。相手の世界観に浸って、相手の立場にたって役になりきって、と言われますが簡単ではありません共感できない所を肯定的に返しても、相手に見透かされます。

まずは、共感できる所から共感の言葉をかけて行く。相手の考え方や、行動は共感できなくても、相手の感情は相手が感じている事なのでこちらがコメントすべきものではありません。感情に寄り添った言葉をかけて、相手の話を深く聞いていき、共感できる部分を探していく方が私にはしっくりきます。

 相手が感情を表す言葉に対しては、相手が悲しいといったら、悲しいね、と返す。相手が言葉にしないけれども、困っているようだったら「困ってるの?と声をかける。

 違っていれば、「別に困ってない」とか、「そうそう」とか、何らかの反応があるでしょうから、相手の関心事に関心を寄せて更に話を深めて行く

 事情が分かってくると共感できる事も増えてきます。

相手に要望を伝える方法

「I」、「you」、「we」メッセージ

 ごみを出しておいてね。」とYouを主語で話すよりも、「ゴミを出してもらえると、助かるな。」とIを主語にするといった事です。

 より他者への貢献や影響が確認しやすい、IメッセージやWeメッセージの方が、Youメッセージよりも褒める場合に響きやすと言われています。

 ○○さん気が利くね。はYouメッセージですが、○○さんは気が利くね。助かるよ。といった具合です。

○○さんは気が利くね。とだけ言われれば、もしかして口だけ?何か裏があると思われる場合でも、助かるよと言われれば相手が思っている事なので、裏があると思いにくくなります。また、本当に思っている事が大切で、色々な事に、日々、感謝する姿勢が大切にもなります。

参考文献:コーチングの基礎、鈴木義幸監修、日本実業出版社

DESC法

私は3日後が納期のA社の仕事をやっていて、手いっぱいで余裕がないのです。お急ぎなのは分かりますが、他の方にお願いしてもらえますか?もし一週間後でも良ければお手伝いすることも可能です。いかがですか?

  1. 客観的に描写する。(Describe)
    • 「私は3日後が納期のA社の仕事をやっていて」
  2. 主観を表明する。(Express)
    • 「手一杯で余裕がないのです」
  3. 共感する。(Empathy)
    • 「お急ぎなのは分かりますが」
  4. 具体的に提案する。(Specify)
    • 「他の方にお願いしてもらえませんか」
  5. 代案を提案する。(Choose)
    • 「もし一週間後でも良ければお手伝いすることは可能です」

アドラーに学ぶ職場コミュニケーションの心理学 小倉 広 日経BP社、より

言葉には「省略」、「歪曲」、「一般化」が伴う。

 省略、歪曲、一般化を伴うものと認識して、必要に応じて、言葉のすり合わせをする必要があります。

質問ですり合わせるのもやりすぎると会話が弾みませんので、こちらが理解したことを要約して聞き返し、反応を見る方法が良いと感じています。

参考文献:NLPの基本がわかる本 山崎啓支 日本能率協会マネージメントセンター

相手の関心事に関心を寄せる。

 色々な本に記載されています。有名な所ではDカーネギーの「人を動かす」や他にも色々あります。

 なので、改めて私がコメントするまでもないですが、コミュニケーションの基本、忘れてはいけないことだと思います。

相手に選択させる。

 これも色々な本で紹介されています。私が最初に知ったのは、「伝え方が9割」、佐々木圭一、ダイヤモンド社でした。選択するという事は自分で選んだのだから。の意識が働くのと、選択するのが前提になるからと言われています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました