「コストダウン設計の基礎と実践のポイント」のセミナーに登壇しました。

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この度、TH企画様のセミナーに講師として登壇いたしました。

題目;コストダウン設計の基礎と実践のポイント

日時:2023年9月8日(金)10:00~17:00

会場:Webによるオンライン会議

講演内容

~第Ⅰ部~ コストダウン設計の基礎とそのポイント  

  1. コストダウン設計の基礎
  2. コストダウン設計の定石  
  3. 機械設計向けコストダウンの定石
  4. 工程設計向けコストダウンの定石

開発は現状分析が必要です。コストダウン設計においては経理上の知識が現状分析には必要になります。コスト構成(固定費、比例費)、損益分岐点の基礎的な経理上の知識から、現状分析を行い、コストダウンの課題、方向性を探る方法。

また、コスト目標を明確に立ててPDCAを回して行く事の大切さ、その前提として、お客様の要望事項を的確に把握する事が前提になる事などの解説を致しました。

その他、VAやVE、ECRSなどのコストダウンの定石を紹介し、機械設計、工程設計にどのように生かしていくかを解説いたしました。

~第Ⅱ部~ 各段階でのコストダウン設計のポイント  

  1. 設計開発でのポイント
  2. 設計開発体制でのポイント
  3. 設計検証でのポイント
  4. 設計検証体制でのポイント

設計開発の段階ではお客様の要求事項を的確に把握して開発目標、コスト目標まで確実に落とし込むことが大切であり、その方法を紹介しました。

体制としては、開発の効率を上げるため、リーダーの役割が大きく、情報や設計の方法などの標準化や流量設計、関係部署との関係作りが大切で、出来るだけ少人数でPDCAを出来るだけ早く回すことが大切であると紹介しました。

設計検証の段階では、QCDのバランスを取りながら進むことになるが、何と言ってもトップへの報告が大事になる。開発が進んだ段階で、なんでこんなに高いんだ!とちゃぶ台返しが起きるのが最も問題です。その為には、トップへの報告だけでなく、相談する事が大切になります。

設計検証の段階では、色々な部署が関わってきますのでプロダクトマネージメントの考え方が大切であると紹介しました。

~第Ⅲ部~ コストダウン設計を現実化するポイント

  1. お客様の要求事項を的確に把握する
  2. 関係部署との協力体制の構築

コストダウン設計を進める上で、私の経験上、ポイントとなる2点についてお話致しました。

お客様の要求事項を確認する上で「狩野モデル」が参考になるが、その中で設計が一番気をつけなければならないのは「当たり前品質」。お客様は当たり前だと思っているのですべてを語ってくれません。しかしながら、当たり前の事が行えないのですから当然重大クレームにつながる事になります。

この当たり前品質を以下に確認して行くか?

また、関係部署との協力体制の構築についても、私の持っているノウハウや特に、関連部署の部署長や、現場のオペレーターの方との接し方等、コスト設計を現実化するために大切と思う事を紹介しました。

アンケート結果

参加者は4名、内3名の方から回答をいただきました。

有難うございました。

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