2023、メンタルヘルスマネージメント検定Ⅰ種、不合格体験記

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 皆様も感じられていると思いますが、うつ病なり、うつ状態なり、何らかの精神的な不調、疾患を抱えられている人は非常に多いです。

 実際、大きな企業にいるとその手の研修も多く、また、事例も多く相談先も色々あるのが現状ですが、中小企業の場合、どのように接すれば良いのか、そもそも誰に相談すれば良いのか戸惑う社長様が多いのではないでしょうか?。

 社長様の相談相手を自認している私としては、そういった場合も相談相手になりたいと思い始めました。

 そんな時、メンタルヘルス・マネージメント検定という物がある事を知りました。私が受けたⅠ種はメンタルヘルスケアの対策や従業員の教育、外部の専門家との連携、職場環境の改善方法などが勉強できるものです。

昨年、この試験に合格する事を目標の一つにしていましたが残念ながら合格点に3点足りず不合格になってしまいました。

残念ではありますが、試験を受けて感じた反省点や勉強して良かったことなどありますので、同じようにメンタルヘルス検定試験を受けてみようと思われる方のために私の経験をお伝えしようと思います。

試験結果

試験は2023年、11月で、合否は2024年1月5日にWebで公開されました。Ⅰ種は4択の選択問題が50問で100点満点、論述問題が設問が5問あり50点満点です。私の場合、合計点は合格点の105点を超えていますが、論述問題が合格点の25点に3点足りず不合格との結果でした。

試験を受けての所感、反省点

選択問題

試験時間は2時間有ります。時間は十分にあります。実際の試験でも多くの方が途中退席されていました。問題は公式テキストから出題されますがテキストにかかれている内容と全く同じ内容の物を選ばないと正解にはなりません。曖昧な記憶では選びきれない問題が多いです。

注釈に出てくるような細かな記載や数字が問われる場合もありますが、あっても数問です。選択肢も二つぐらいには選べますので、半分当たり、半分外れた、といった感じです。

注釈に出てくるような物は出てきたとしても、適当に選べばいいや、ぐらいの思いで臨んでも合格点は取れると思います。それよりはテキストの本文に書かれている内容をしっかり記憶する事が大切だと感じました。

日本語をよく読むことも大切です。時間は十分にありますので、問題文は最低2回は読んでしっかり回答する事をお勧めします。わたしも時間が余ったので何回か見直しをしたのですが、一度これが正しいと思うと、見直ししてもなかなか間違いに気が付きません。私も試験終了後、自己採点をした時に、なぜこの設問を選んでしまったのか?と思う問題が3問ありました。

2時間フルで頑張る事も大切です何回か見直しを行いましたが、試験中に頭がボーとしはじめ、見直しをしても、なかなか頭に入ってこない状態になり、おそらく1時間半前に部屋を出たと記憶しています。

試験中なので、立ち上がったり、ストレッチなどするわけには行かないでしょうが、首を回したり、深呼吸するなどして、少しでもリフレッシュして120分を十分使い切れば、もう何点かは稼げたと思います。

論述問題

私の場合、圧倒的に時間が足りませんでした。試験時間は60分です。残り時間10分ですと言われたときに絶望的な感じになってしまいました。

私が使っていた参考書には論述問題の対策として、絶対やってはダメなのはすぐに書き出す事。まずはキーワードを書き出し、グルーピングをし、章立てを考えてから書き出しましょう。とありましたが、すぐにそんな時間は無いと悟りました。

途中、解答欄を間違い、数行書き直したといったミスは有りましたが、最後の250字の記述が半分も記載出来ずに時間切れとなってしまいました。

それでも、それ以外はそれなりに記載できたと思っていたので試験終了時は合否は五分五分かな?と思っていましたが、結果的に不合格と残念な結果でした。

不合格の原因

実際に1時間の試験時間で、手書きで回答するといった対策をしなかったのが最大の原因だと思います。問題を見た時に正直、これは行けるなと思いました。せめて、問題集にある模擬試験を実際に1時間で回答するといった経験を一回でも行っていれば当日の時間配分や時間が無い事を実感していれば違った対応は出来たのではないかと思います。

また、普段、手書きをする機会はほとんどないため、文字を書くスピードが非常に遅くなっているのも大きな原因かと思います。周りの方がカリカリ、とリズムよく書いていく音が聞こえるのですが、そのスピードで書こうとすると、識別できない文字となり、何回も文字を書き直したりと余計な時間がかかりました。

最後の方は識別できず点数にならなかった記載もあるのでは?とも思っています。

若いころから字は汚かったですが、試験の時に記述するスピードが他の人より遅いと思ったことは有りません。早く書いてもそれなりに読める字を書いていたと思います。少なくともテストで字が汚くて読んでもらえるか心配になったことはありません。単純に手書きをする機会が無くなったからではなく、2月に60歳になる加齢の影響なのかその辺りは良く分かりません。

私がやった勉強法

使った書籍は下記の三冊です。試験会場でも重要ポイント&問題集を持っている人は多くいました。選択問題は2冊の問題集の問題を解きながらテキストを確認して行くといった地道な方法をとって、2冊の問題は完璧に出来るまで何回もやりました。

論述問題は、重要ポイント&問題集に記載されている大項目と小項目の分類例を参考に、下記の様に大項目、小項目の部分を非表示にして、大項目、小項目の内容が思い出せるか?といった作業を行いました。

また、試験直前の一か月前は問題集に記載されている内容では公式テキストの範囲をカバーしきれていない事に気が付き、テキストを読みながら、下記のエクセルのように問われそうな問題を自分で想定し、思い出せるか?といった作業も行いました。

勉強開始はおととしの10月なので約1年、勉強時間は基本1日30分から1時間行うのを目標にしていました。勉強時間として十分かどうかは人によると思いますが、テキストに記載されている内容は確実に記憶する事が要求されるのと、記述対策も要求されるのでそれなりに勉強する必要は有るかと思います。

よく加齢とともに記憶力は落ちると言われますが、私は元々若いころから暗記は苦手だったのでその辺りは気にならず地道に勉強していました。

今後について

もう来年は受験しません。合格できなかったのは非常に残念ですが、今回のテスト勉強を通じて社長様の相談相手にはなれる知識は得られたと思うからです。奇麗ごとを言うつもりはありません。資格取得する事でPR要素になるといった期待もありました。合格できなかったのは非常に残念です。

ただ、そのために来年また受験しようとは思っていません。折角勉強したのだから、社長様の相談相手という本来の業務に生かしていきたいと今は思っています。

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