知財戦略とは?なぜ知財戦略が必要か?

特許戦略構築

他社からの特許訴訟のリスクを下げ、他社の参入障壁は厚く/高く、自社の参入障壁は薄く/低くすることで、自社の商品の拡販につなげるにはどうすれば良いのか戦略を練る事は必要です。

一方、知財活動はお金も手間もかかります。リソースを見つめ、自社に合った戦略を立てることが大切になります。

なぜ知財戦略が必要か?

知財戦略とは?

知財戦略とは?個人的定義

他社からの特許訴訟のリスクを下げ、他社の参入障壁は厚く/高く自社の参入障壁は薄く/低くすることで、自社の商品の拡販につなげるにはどうすれば良いのか戦略を練る事

知財戦略は、個人消費者向けであれば、商標も大切でしょうし、商品によっては意匠(外観・デザイン)と組み合わせた方が良い場合もあるでしょう。

OEM生産であれば、知財リスクは低くなりますが契約はしっかり結ぶ必要があります。

共同開発とまでも言えないけれど、お客さんからこんなの出来ないと言われて改良品を何度か納入して完成品を納入するようなことはありませんか?折角く苦労して作ったのに、お客さんに特許出願された経験はありませんか?

特許以外に、色々な角度からどうやって自社の製品の拡販につながるのか考えるのが知財戦略と言えそうです。

特許出願のメリット

  1. 特許権を得ることで、他社に勝手に使わせない独占的排他権が得られる。
  2. 他社に対して牽制効果を発揮し、模倣防止につながる。
  3. 特許取得による宣伝効果が得られる。(商品の技術的信頼感)
  4. ブランドイメージの向上につながる。
  5. 従業員のモチベーションアップにつながる。

3,4,5については会社の規模や業種、扱っている商品によっても効果が違ってくると思います.個々の状況に応じて考える必要があります。

5については、モチベーションアップにつながる場合と、逆に出願の必要性をあまり感じていないのに、出願することになるとモチベーションを下げる場合もあるので注意です。

なぜ、知財戦略が必要か?

知財権が得られることで得られるメリットを有効に活用し、色々な角度から、どうやって自社の製品の拡販につなげるのか考えるため。

上記のように思われた方はその通りです。私もそう思います。

しかし、会社の状況、製品によって、本当に想定している特許のメリットは得られているでしょうか?

貴社の商品が模倣されていた場合、権利行使するとなったら、とことん戦いますか?すでに述べたように、自分の技術を守るには、特許網の構築が必要です。そのようなマンパワーは貴社に有りますか?

上記の理由は、知財理由が必要な理由の一部でしかないと思っています。

なぜ、特許戦略が必要か?に対する、私なりの答えは以下の通りです。

何故、知財戦略が必要か?(個人的意見)
  • 独自の製品を市場に出した場合、誰かの特許権を侵害する可能性が有る。知らなかったでは済まされないから
  • 特許権が得られることで得られるメリットを有効に活用し、色々な角度から、どうやって自社の製品の拡販につなげるのか考える必要があるから
  • 知財活動を行うには、人もお金もかかる。そんな中、どうやって対応して行くか考える必要があるから

何故、知財戦略が必要なのかは会社ごとに違うはずですが、どんな会社でも自分が開発した商品を世の中に出せば、他社の特許権を侵害しているリスクは常にあるという事です。知らなかったでは済まされません


またOEMで生産していても、製法特許には抵触していない事を保証する事が必要な場合もあります。

会社の規模にかかわらず、知財戦略とは向き合う必要があります。

一方、知財活動は、非常に手間もかかりますし、お金もかかります。各社の置かれている状況、商品、および、個々の事業戦略と照らし合わせて、最適と思われる知財戦略を立てて、知財活動をマネージメント(PDCA)していく必要があります。

特許戦略

戦略を立てるフレームワーク/SWOT分析を使うのがやはり考えやすいです。具体的な戦略の立て方は以下の記事を参照いただけると有難いです。

まとめ

  1. 知財戦略とは?
    • 特許戦略とは他社の参入障壁は厚く/高く、自社の参入障壁は薄く/低くすることで、自社の商品の拡販につなげるにはどうすれば良いのか戦略を練る事
  2. なぜ、知財戦略が必要か?
    • 独自の製品を市場に出した場合、誰かの特許権を侵害する可能性が有る。知らなかったでは済まされないから
    • 特許権が得られることで得られるメリットを有効に活用し、色々な角度から、どうやって自社の製品の拡販につなげるのか考える必要があるから
    • 知財活動を行うには、人もお金もかかる。そんな中、どうやって対応して行くか考える必要があるから

コメント

タイトルとURLをコピーしました