私事で恐縮ですが会社を早期退職する事にしました。
10/21付けで転職前休職に入ります。私の勤めている会社で管理職に認められた制度です。退職は2023/4/20になる予定です。9月中旬以降有給消化に入ります。
6月末から急に依頼案件が増え始め、サラリーマンのまま、副業の形で実施するのが時間的に難しくなってきたためです。
今年の抱負で記載したのですが、副業で忙しくなり自然と会社を辞めるしかないような状況になるよう頑張りたいと思っていました。
そういった点ではその通りになったので非常に良かったと思っています。
そうは言っても、2年間、ほとんど仕事が取れなかったのですから、これからも順調に仕事が取れるとも限りません。
今回は、副業で仕事をしている人でいずれは独立したいと思っている人に向けて、私が会社を辞めるまでの副業経験を紹介したいと思います。
お金の不安と家族の反対
お金の不安
会社を辞めたくても辞められない大きな理由として、お金の不安と家族の反対があるのではないでしょうか?
私も40代や50代前半であれば、やはり、お金の面で会社を辞める決心はつかなかったのではないかと思います。
60歳近くで退職すると、私の会社では退職金の他に早期退職という事で割り増し分ももらえます。子供にもお金がどんどんかかる40代とは違い、今後必要なお金は少なくなっていくはずです。
60歳を過ぎても会社に残る事も可能ですが、給料は大幅ダウンになるので、フリーで働いても60歳以降の給与で考えると大差ない額が稼げるのでは?と思っています。
仮に、半分しか稼げなくても70歳まで働けば良いわけですから。年をとると良い事もあるな。と最近は思っています。
無論、不安な気持ちもあるのですが、決めた事なのでジタバタしても仕方がない。頑張るしかないかな?と思ってます。
家族の反対
私は、2020年2月に民間のオンリーワン・コンサルタント養成アカデミーを卒業する時には2021年4月にフリーで独立しようと思い。家族にもその思いを伝えました。
結果、妻は猛反対、というよりも聞く耳持たず。という感じでした。
しかし、世の中ちょうどコロナの影響で色々な物が延期や中止になりだし、また、実際に案件を獲得しようと思っても難しいとも感じていましたので、東京オリンピック同様、1年延期し、2022年4月を目標に切り替えました。
2020年の秋ごろだったでしょうか、妻にその話をしたところ、状況は変わらず。60歳までは勤めて欲しい。それ以降は好きにしたら。といった感じでした。
その後、あまりこの話はしなかったのですが、去年の年末ごろでしょうか、本当に4月で辞めるのか?こっちにも覚悟ってもんが必要なんだから、辞めるんなら早めに言ってよね。と妻から言ってきました。
結局、4月の時点では、案件がゼロでしたので、会社を辞めるのはまたまた延期し今に至っています。
家庭によって事情は異なるだろうとは思います。私の場合は、やはり、時間をかけて行動で本気なんだと思ってもらう。(諦めてもらう?)というのが功を奏したのではないかと思っています。
私の副業スタイル
新現役交流会(経産省)の活用
私は上記の経産省のマネージメントメンターに登録しており、この2年間で、2社、具体的な仕事につながりました。
しかし、一つの案件に多くの応募があり、採用にはなかなか至りません。私の場合、2年間で8社エントリーし、採用に至ったのが2社です。
一方、民間のプラットフォーム/副業マッチングサイトも6社登録しております。具体的には、サーキュレーションさん、ビザスクさん、エッセンスさん、ジョインズさん、ミーミルさん、エスプールさん、です。
各プラットフォーム、各々特徴が有りますが、いずれのサイトでも圧倒的に多いのは、営業の新規開拓、新商品の販売促進、ECサイトの売り上げを上げたい。社内のシステムを更新したい、等のIT、DX関係、経営に関する相談事等です。
紹介案件は経産省の新現役交流会よりも遥かに多いのですが、エントリー出来る案件がそもそも少ないです。技術的な指導を受けたいとの相談も無くは無いですが、ピンポイント過ぎて専門が違うとエントリー出来ないです。
従って、私が得意とするもの作りの技術力を向上させるようなカウンセリング的な案件がそもそも少ないので、1年半でエントリしたこと自体が4回だけです。ただし、その中で、お仕事につながったものも2件ありますので高確率とも言えますね。
いずれにしても、これらのプラットフォームは今後もどんどん活用して行きたいと思っています。
GSSGの活用
NPO法人新現役ネット技術総合支援グループが正式名称です。入会して約1年が経過しました。メンバが個別に活躍されている方方が多く、GSSGとして依頼事項がどんどん舞い込むような状況にはありません。
Group内でも、この状況が続けばそもそもGSSGの存在価値は何なのか?との議論も多く、どんどん変わっていくのではないかと思っています。
また、会社員であれば、雑談なり何なり、色々な話が出来ます。一緒に飲みに行ったり、イベントを行ったりといったコミュニティーの役割も果たしています。
フリーになるとそういったコミュニティーはなくなるので、仕事の話の出来るコミュニティーの存在の大切さは感じており、そういった点でも大切にしていきたいと思っています。
このブログの活用
6/末に初めて、このブログの問い合わせから仕事の依頼をいただきました。
依頼内容は技術支援ではなく、新商品の市場調査結果の分析に協力してもらえないか?という市場調査会社様からの依頼でした。
私は営業経験はあるものの、市場分析など実施した経験もなかったのですが、先方様がお願いしたいと言っているものをお断りする必要は無い。能力が有るか無いかは先方様にご判断いただければよい。と思い、先方様にもその旨お伝えし受ける事にしました。
元々、このブログを書き始めたのが、お客様獲得につながればいいな。と思い始めたので非常に嬉しかったです。
しかし、残念ながら、調査会社のお客様からの依頼が予算の都合でキャンセルになったことから私への依頼もキャンセルになってしまいました。
異業種交流会など、
三回程参加しましたが、正直、仕事につながりそうな感覚は得られていません。そもそも、自分のお客様となる人や、商売に協力してもらえそうな人たちが集まってくるわけですから、なかなかつながるのは難しいかな?というのが今感じている事です。
考えたら、民間のプラットフォームで毎日、沢山アップされている案件でも、めったにストライクゾーン案件が見つからないのに、たまに、数十社の方と会ってすぐに話がまとまる訳がない。とも思っています。
人脈はどのように増やして行けばよいのか、引き続き考えて行きたいと思っています。
なぜ、ここにきて急に依頼が増えたか?
- 2020/07~ アイナックシステム株式会社様、イチゴ収穫ロボットの特許支援
- 2022/05~ M社様、特許教育、出願支援
- 2022/06/15 講演「従業員満足度で業績をupする5つの方法」(@GSSG)
- 2022/08~ O社様、組織改革支援 / T社様 品質管理体制構築支援
また、本日(2022/8/9)時点で、公募案件、4件、セミナー講師(特許関連)1件、計5件にエントリーしています。
公募にエントリーしたのが2年間で11件ですから、エントリーする機会も増え、チャンスは広がっているな。と感じています。
- 意識的にトライクゾーンを広げて、積極的にエントリーするようにはなっている。
- ブログから直接の問い合わせでなく、エントリーした先の方がブログをみて決めました。とおっしゃっていただけることもあり、間接的にブログが役立つようになった。
上記は、自分でも思っていますが、それだけでは、何故6月末から急激にチャンスが増えたのか説明するのは難しいと感じています。
まさしく、私も今、改めて、諸先輩の言われた言葉をかみしめています。
また、しばらく仕事が来ない時期が来るんだろうとも思っています。その時もジタバタせずに、いずれ好転すると信じて続けて行こうと思っています。
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