お客様の要望事項を洗い出すのは何故難しいのでしょうか?その原因を考えます。

目標の設定

お客様の要求事項の例

 お客様の要求事例の例を表1に記載します。

 扱う商品によって事情は異なると思いますが、

赤字で記載した使用工程からの要請事項(制約事項)は、確認漏れがあると量産後に問題が顕在化する場合があります。そうなると、量産NGになることもあり、インパクトが非常に大きくなります。

使用工程からの要請事項(制約事項)はインパクトが大きいにも関わらず、お客様から開示が無いと把握するのが難しくなります。

要求事項を把握するのは何故難しいのか?

要求事項を正しくもれなく把握するのは何故難しいのか?
  1. お客様自身が要求事項をよく理解していない。
  2. お客さんはすべてを語らない。(暗黙の要求事項)
  3. 知らない内にライン変更があり要求事項が変わる。
  4. 通常はラインは見せてくれない。
  5. 新ラインの場合は実際に制約事項が決まっていない。

お客様自身が要求事項をよく理解していない。

 お客様って誰?で記載したように、ご担当の方だけがお客様ではありません。関連部署から情報を入手し要望事項を取りまとめる必要があります。

 基本、設計者がお客様と話が出来るのは、お客様の窓口の方なので、窓口の方の顔をつぶさず、他の部署からの情報を入手してもらうのは基本営業にお願いすることになります。営業との連携も大切だと思います。

お客様はすべてを語らない。(暗黙の要求事項)

 お客様は基本、貴方の商品に関しては良く分かりません。なので、商品に関しては十分説明して、どう言った要望があるのか、制約事項があるのか、議論しながら引き出す必要があります。

知らない内にライン変更があり要求事項が変わる

 お客様のご担当者の方次第になりますが、通常、メーカーに連絡しないといけないと思ったことは連絡していただけます。前述したように商品の説明/議論を通して、お客様にこれは連絡しないといけないな。というポイントをよく理解してもらうことが大切と思っています。

通常ラインは見せてくれない

 お客様により、様々ですが、基本、ラインは機密上の問題で見せてもらえません。

新ラインの場合は実際に制約事項が決まっていない。

 開発/製作の納期の点で、お客様のラインの詳細が決まらない内に、色々決めて行く必要が出てきます。

どうすれば良いか

次の記事に対応方法を記載しました、よければ参照ください。

まとめ

まとめ
  1. お客様自身が要求事項をよく理解していない。
  2. お客さんはすべてを語らない。(暗黙の要求事項)
  3. 知らない内にライン変更があり要求事項が変わる。
  4. 通常はラインは見せてくれない。
  5. 新ラインの場合は実際に制約事項が決まっていない。

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